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トラペグ工房

より良きTRPGライフのサポートを行う工房です

【シリアスシナリオ】コフリンの森

あらすじ

 普段は人間を襲わない弱小種族のコフリンが突如人間を襲い始めた。原因を探るために森の中に入っていく冒険者たちを待ち受けているものとはいったい…
プレイ時間:2~4時間(調整可能)
推奨人数:2人~5人くらい(前衛職が少なすぎると詰むかも)
 

0.導入

 コフリン退治の依頼近くの村であるという情報が冒険者達に入ってくるところから物語は始まる。
 
 

1.遭遇(スキップ可能)

 依頼のあった村へと向かい森に隣接した街道を移動中にコフリンの群れに襲われる冒険者達。登場するコフリンの数はパーティーの人数×3~5くらいが妥当。ここでの戦闘はプレーヤーに数とは力であることを理解してもらうことが目的、ある程度苦戦してもらおう。コフリンは仲間が倒れても果敢に冒険者達に挑みかかってくるが、残り人数が一人二人になったら逃げ出す。なお、この中に老体のコフリンはいないので会話を試みることは不可能。
※魔物情報『コフリン』
S3 V3 A3 P3 I4 C3 HP1 攻撃方法:棍棒1d4
I判定6
 小型の人型魔物、弱い
I判定9
 多くのコフリンは10匹以下の小さな群れを作り洞穴などで暮らしている。主食は木の実や虫。
I判定12
 戦っても勝てないことを分かっているので、自分たちから人間を襲うことは基本的に無い。しかし、追いつめられた場合や飢餓などが原因で襲わざるをえない場合は人間に襲いかかってくることはある。
I判定15
 実は知能がかなり高く、長く生きたコフリンの老体は言語を解する。
I判定18
 一族規模で巣である洞穴を掘り進めていく習性を持つ。そのため、巣の大きさ=群れの歴史の長さである。
 
 

2.依頼

※1.遭遇終了時にそのままパーティーが森の中に入っていった場合はスキップされる
 近くの村に到着した冒険者一行は林道で行商人を襲うコフリンを退治して欲しいと依頼をされる。報酬は人数×100cといったところ。村の住人達から情報を聞き出すにはC判定が必要。C判定をせずにRPで情報収集することも可能だが100cもの大金を支払っている村人達は冒険者に対して非協力的。

村人からの情報収集

C判定6
 農民「今までコフリンが人間を襲うことなんて一度もなかった。これは天変地異の前触れにチゲぇねぇ!」村人たちは慌てふためいている。
C判定10
 賢そうな青年「コフリンが大量発生して人間を襲う…これはただのコフリン大量発生事件ですね。あなた達がある程度数を減らしてくだされば事件は解決するでしょう。」賢そうな青年はドヤ顔だ。
C判定15
 コフリンについて異様に詳しい老人から魔物情報『コフリン』を全て手に入れられる。
C判定18
 村娘「勇者様!この村を救ってください!!」ポションを一瓶貰う。モテモテロールを楽しんでも良い。
 
 

3.逃走

 森に入ってしばらくすると視界いっぱいにコフリンの群れが現れる。「逃げる」「会話する」「敗北する」で物語は進行する。事前に戦闘していたなら分かると思うが、この数のコフリンを一度に相手取るのは不可能である。冒険者達が戦闘以外の選択肢を思いつかないようならキーパーはそれとなく手助けをすべき。

「逃げる」

 冒険者達は近くの洞窟へと追い込まれるようにして逃げていくことになる。村への帰還は不可能。コフリン達は洞窟の中までは追ってこず、武器を構えながらこちらの様子をうかがっているようだ。

「会話する」

 戦闘状態になる前に会話を試みるとコフリンの群れの奥から年老いた老体のコフリンが姿を現す。コフリンの老体は下記の情報を冒険者達に話してくる。
1.巣を掘ってたら竜が出てきて巣を乗っ取られた、だから巣には戻れない。
2.この数のコフリンを養うためには森のなかの食べ物だけでは足りないので、不本意ながら人間を襲うしか無い。
3.竜を巣から追い出してくれればもう人間を襲わない

※魔物情報『竜』

 この世界における絶対強者。強さはピンキリだが最下級のものでも英雄クラスの冒険者並みの強さを持つ。

「敗北する」

 冒険者達が全員死亡常態か瀕死状態になったら戦闘終了である。死亡した冒険者は残念ながらロスト。コフリンの群れは瀕死状態の冒険者たちを担ぎ奥の洞窟へと運ぶ。瀕死状態の冒険者達はV×1ずつ回復する。この時点で誰も目を覚まさなかった場合は残念ながら全滅。誰かが目をさますことに成功した場合は次に進む。
 
 

4.洞窟

 経緯はどうあれ洞窟の入口へと到達した冒険者達。外からはコフリンの群れがコチラの様子をうかがっているようだ。外に出た場合は無尽蔵な数のコフリンの群れと戦闘。ただしコフリンは洞窟の中までは追ってこない。
 洞窟の中にはコフリンは一匹もいないが、大蛇が徘徊している。また、洞窟内の道幅は狭いので二人が横並びになったり、すれ違うことはできない。また、大剣や刀のような両手で振り回す武器は通路では使用ができない。大蛇は後退ができない。

※魔物情報『竜(大蛇)』

※ステータスは一例、パーティーのレベルや人数に応じて変えること
S8 V7 A12 P8 I9 C10 HP24
攻撃方法
・巻き付く S判定(S+1d10の対抗)に勝つまで行動不能
・打ち付け S+1d6、6が出た場合は外れる
・毒液 頭部分から3マス以内の全ての対象に(7+1d6)-対象者のV点のダメージ、人は貫通するが壁は貫通しない
・丸呑み 対象者がA判定(A+1d10)で11以下の値を出した場合は戦闘離脱

洞窟地図案
f:id:irohai:20160906042143p:plain

入り口

 ツルツルとした岩壁の洞窟、奥の方に道が続いている。少し進んだ先で突き当たっているようで道は左右に分かれているようだ…

武器庫

 ここは物置だろうか?石や木材が当たりに散らばっている。
P判定12
 コフリンたちの手作りらしき棍棒を見つける。重さ2、威力1d4。使いづらいし売ってもお金にはなりそうにない。
P判定16
 綺麗な宝石の埋め込まれた長剣を見つける。刀身は錆びているので武器としては使えそうにないが、貴金属としての価値や歴史的な価値はあるかもしれない…重さ4、売値150c(値段を知るためにはI判定15が必要)

食堂

 夜間は大蛇が寝ている。昼間は散らかっている巨大な空間。引き返す場合は判定不要、通り抜ける場合はA判定で15以上を出す必要がある。
P判定12
 巨大生物の痕跡を見つける。巨大ワームか何かだろうか?
P判定15
 どうやら巨大生物は肉食のようだ、また壁の一部が溶解液で溶けている…

食料庫

 果物や虫が散らばっている。コフリンたちの食料庫だろうか?地下に道が続いており、その先は畑になっている。食料を好きなだけ手に入れられるが保存は効かない。

寝床

 巨大な空間。コフリンたちの寝床だったようだ…松明がたくさん見つかる。

遺跡

 古代の遺跡。昼間は大蛇が守っている。かなり広さがあるようだがお宝の匂いもする、罠や魔物が出現する危険性もあるが…奥に進むべきだろうか?
A判定16
 罠を見破った、遺跡は続いている…失敗した場合は全員1d6点のダメージ、再挑戦は可能。
S判定16
 魔物との戦闘に打ち勝った、まだ遺跡は続いている…失敗した場合は全員1d6点のダメージ、再挑戦は可能。
I判定16
 謎を解き罠を解除した、まだまだ遺跡は続いている…失敗した場合は全員1d6点のダメージ、再挑戦は可能。
P判定16 
 ついに隠し扉の向こうに財宝の間を見つけた。全員で合計1d6×100c相当の財宝を見つける。失敗した場合は罠が起動し全員1d6点のダメージ、再挑戦は可能。
 
 

5.竜

 昼間に遺跡に到達するか夜間に食堂で大蛇を起こしてしまった場合コチラに移行。大蛇は冒険者達に「ここから出て行け」と高圧的に迫る。冒険者達がコフリンの話を持ちだした場合は自分がコフリンより昔からこの地の遺跡に住んでいたこと、その住処をコフリンが荒らしてきたことから怒っていることを伝える。コフリンと洞窟、遺跡を調べた状態でI判定18、C判定18を達成した場合(パーティー内で片方づつの達成でも可)は遺跡よりコフリンの方が歴史が深いことを証明できる。その場合は大蛇は大人しく遺跡へと立ち去りコフリンと大蛇の奇妙な共生が始まる。証明できない場合はおそらく戦闘か撤退だろうか?大蛇は馬鹿ではないので勝てない戦いはしないし取引にも応じるので対応は柔軟に。

6.結末

 だいぶマルチエンディング。大蛇、コフリン、村人との関係によってエンディングは柔軟に。最悪の場合でも冒険者ギルドや近くの街から来た兵士たちによってコフリンや大蛇は討伐されるが、その場合は恐らく準備に時間がかかるので村、及びに近くの森は滅びる。
 逆に最高の場合は大蛇、コフリン、村人、ギルド全てから報酬を手に入れてウハウハになるかもしれない。




 

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